【NVIDIA(日足)】コロナウイルスの影響無風の上昇相場。その理由とは。

NVIDIAは、2018年の暗号通貨バブルを背景にマイニングに使用されるGPU(≒グラフィックボード)の販売が好調となり、生産数を増やしてきました。その後、暗号通貨バブルが弾けることで、反動を食らい、株価も急落。話題に上がることは少なくなりました。

では、今回はなぜ上昇しているのか。それはビットコインの半減期相場が考えられます。半減期の時期は今年5月頃。
4年前の半減期時には、24時間の監視体制で僕は注目していましたが、誰もが注目していたかというと、そうではありませんでした。僕は、半減期というルールが備えられた暗号通貨の仕組み上の「価格メカニズム」と「集団心理メカニズム」を根拠としつつ、当時のライトコイン半減期を参考事例として、半減期を価格に対してポジティブに捉えて相場と向き合っていました。当時、日本人で半減期についてツイートする人は少数であったといえます。そして実際に急騰しました。

さて、今回の半減期はどうでしょうか。今だ半信半疑なところはあります。それは19年8月に半減期を迎えたライトコインが期待したほど上昇しなかったためです。

現状、ビットコインはコロナウイルスの影響なのか(今では日本でも話題になるくらい意識されるようになった)半減期相場に早くから乗じる動きのせいか、急騰しています。

ビットコインはASICというNVIDIAの演算チップとは別の演算処理チップによってマイニングされています。じゃあNVIDIAとは関係ないと思いますよね?いえ、関係あるのです。ビットコイン相場が上がればオルトコイン相場も釣られてあがり、そちらのマイニング参加者も増えると予想できます。新しいGPUを搭載したマイニングマシンを導入する動きも復活するでしょう。なぜか。それはオルトコインマイニングでは、NVIDIAのGPUが使われるからです。しかもNVIDIAは、今後の5Gの世界、6Gの世界ではほぼ独占(実際は寡占)状態なので、自動運転の生産拡大にしろeスポーツを背景にした最新PCの導入増にしろ好材料が多い企業であることは間違いないでしょう。

回りくどい言い回しをしましたが、これがNVIDIAのビジネス環境です。これでコロナウイルスが無風で、むしろ暗号通貨市場を釣り上げてくれていることに納得がいったかと思います。そして、投資家は逃げる場所を探しているのです。
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