GBP/JPY 月足でトレンドラインでレジサポ転換か 3月25日

CXR宮本です。ポンド円(GBP/JPY)の相場分析をしたいと思います。

連日円安が止まる気配がありません。
週末ということで、利益確定などの調整で下落はしており、日銀の黒田総裁の答弁などにより100pipsほどの反発など、乱高下に近いような値動きもしています。
円独歩安の中でも、特にポンド円は上位足でテクニカル的に重要な局面なので、チャート分析をしていきます。

月足重要トレンドラインブレイク

Snapshot

ポンド円月足です。
ご覧のように、2007年と2015年につけた高値を結んだ右肩下がりのトレンドラインを引くことが出来ます。
昨年5、6月には、やはりそのラインがレジスタンスとなり反落しましたが、10月の円独歩安によるリスクオンでローソク足実体で一時的にブレイクしました。
その後オミクロン株の流行などリスクオフ材料が多発し、トレンドライン内側に戻ってきますが、年末の上昇で再びブレイクしました。
ウクライナ情勢によるリスクオフの影響を受けながらも、今回の円安による大幅上昇で高値を一気に更新し、長期で本格的に上昇していくかもしれません。
日銀が円安を容認していることもあり、円高に対する強い政策が無いのであれば、さらに追い風となりそうです。
ポンド円は、今後上目線であることを考慮しながら、戦略を練っていきたいと思います。

リターンムーブ後、レジサポ転換に成功か

ポンド円 週足

メインチャートは週足です。コロナショック以降は上昇トレンドで推移していると思われます。
直近では、ウクライナ情勢によるリスクオフで窓を開けるほどの下落もありましたが、反発上昇。結果的にはいい具合のリターンムーブによるレジサポ転換となりました。
もちろんファンダメンタルズ的要素もありますが、この動きにより大勢がこのトレンドラインを引いており、意識されていることがわかります。
つまり、このトレンドラインをブレイクし、レジサポ転換したと認識している人も多いということになりますから、ロングの優位性が高まりそうです。
ユーロポンドも現在重要水平線付近での攻防の最中であり、下抜けブレイクすればよりポンド高が加速するのではないでしょうか。
高値の注目メドは163円。過去に何度か反発しており、この価格を超えると190円を目指す展開になると思われます。

158円の水平線をバックに押し目買い戦略

Snapshot

ポンド円日足です。
具体的なロング戦略ですが、現在は全く押し目が来ない大幅上昇中なので、この価格帯でのロングは考えていません。
いくら円が弱いとはいえ、過熱相場による調整下落がそろそろ来そうなのと、この円安相場における政府側の何らかのアクションがあると下落による調整値幅も大きいかもしれません。
さらにウクライナ情勢やコロナウイルスについて大きなリスクオフ材料が出ないとは言えない状況なので、しっかり調整を待ってからのエントリーが適切と個人的には判断しています。
押し目買いポイントは、まずは無難に158円周辺の水平線レジサポ転換狙いでしょうか。
ファンダメンタルズで大きなリスクオフ材料が出る、あるいは水平線反発失敗の場合は、半値戻しや上昇平行チャネル下限での買いと水準を下げていきたいと思います。

Chart PatternsTrend Analysis

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