ダウ30:上目線継続中、不安材料を上げるなら…

~ダウ30~
Snapshot

22:24 2018/09/28記載

   月足を見ると、バンドの形は5つのラインがすべて上を向いている完全な上昇トレンドのように見えます。16年11月月足(米大統領選挙の月足)で、月足+2σをしっかり上抜けてから、5月平均線~+2σのラリーが続きました。18年に入り、ダウ30に大きな変動があり、5月平均線~+2σのラリーは崩れたものの、+1σ~+2σのラリーが続いていて、上昇トレンドは簡単には崩れそうにもありません。月足の上昇トレンドが崩れたか否かを判断する大きなポイントがこの月足+1σになりそうです。大きなニュースと同時に+1σをしっかり下抜けるようであれば、一気に下落しそうに思いました。しかし、今の状況ではその気配は見られません。上目線の大きなポイントであった18年1月月足高値(26699ドル)を更新し、さらなる上昇をしているようです。このまま上昇するのであれば、+2σを目指すのでは?と考えています。

   週足を見ると、バンドの形は上を向いていて、典型的な上昇トレンドであると思います。7月23日週足に週足+2σにタッチして以来、5週平均線~+2σでラリーをしているように見えます。月足レベルにつながるような勢いの強いっ上昇となっているようです。上記のラリーをしているようでしたが、9月17日週足で+2σを突き抜けるようなさらなる上昇をしています。そのためか、9月24日週足は+2σをまたぐような陰線をつけています。この陰線が単に9月17日週足の行き過ぎを補正しただけの陰線なのか、上昇のトレンドの終焉で下落の序章なのかを見極める必要があると思います。今のところ、はっきりと上昇に陰りがでてきているとまでは思えません。もし、上昇トレンドの転換であるのなら、10月19日週足は5週平均線を実体で下抜け、9月17日始値(26144ドル)以下で引ける必要があると思いました。

   日足を見ると、バンドは5つのラインが緩やかな上昇をしているように見えます。さらに6月28日安値(23996ドル)→8月7日高値(25695ドル)→8月15日安値(24965ドル)→8月29日高値(26172ドル)→9月11日安値(25751ドル)→9月21日高値(26795ドル)と上値切り上げが続いています。さらには、日足+1σもしくは25日平均線~+2σのラリーをしているように見えます。これらから、典型的な上目線で、今のところは下目線は難しそうです。自分としては、日足+1σを下抜けたとしても、25日平均線ではね返されるのでは?と考えています。もし、25日平均線を実体で下抜けるようであれば、これまでの上昇トレンドが変わる可能性があり、少し様子を見たいです。ただ、次回の25日平均線ではね返された場合、その後はとても気になっています。9月21日で日足+2σを大きく乖離してしまっていることから、上値切り上げができるかどうかが不安に感じています。上値切り上げができるのであれば、上昇トレンドは継続していくと思いますが、日足+2σにタッチしても、上値切り上げができず、はね返されるようであれば、ヘッドアンドショルダーパターンを形成する可能性もあるので注意が必要かと考えています。


・月足+1σ~+2σのラリー継続、高値更新から月足+2σを目指すのか?
・週足5週平均線~+2σのラリーか
・5週平均線を下抜け、26144ドル以下で引けるまでは上目線
・日足上値切り上げ中
・日足25日平均線~+2σのラリーか
・25日平均線を下抜けるまでは上目線
・次回25日平均線ではね返されたとき、その後の動きは注目
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