S&P500先物、トレンドラインを上抜けできず下降継続

今週の振り返り

今週は高値切り上げ・安値切り下げで下落となりモメンタムの低下継続でした。

1月6日(月)は反発上昇を続けましたが、反転し長めの上ヒゲで売り圧力が強くなったことを示しました。ダブルボトムの形成が否定された形ですね。

フィボナッチでみると12月26日は78.6%付近で反転、1月6日は61.8%付近で反転とテクニカルが意識された値動きで右肩下がりのトレンドラインに従っています。

右下がりのトライアングルの下方に向かっている途中で、今週のは直近の安値12月20日5,866を1月10日(金)に下回り5,845.25まで下がりました。

先週末のnoteで下落シナリオは「再び75日出来高加重移動平均線を下回る値動きになる場合、まずは5,825~5,870の出来高が多い価格帯ゾーン(黄色の長方形・上段)でサポートされるかトライ」と書きました。今週は75日出来高加重移動平均線を下回り、安値は5,845.25、1月10日(金)の終値は5,866.25となりました。今のところ黄色の長方形・上段ゾーンでサポートされそうな動きとなっています。

ただし、下降トライアングルの進行中でトライアングルの下限値に近づいている場面でもあります。サポートされたかどうかは次週に持ち越しで確認が必要です。反発する動きになれば、下降トライアングルの上部ラインをまずは目指すでしょう。

出来高加重移動平均線を見ると、7日が75日とデッドクロスしています。頻度は少ないですが75日が下向きになってくると、もう一段下を目指す動きになることがあるので注意。

次週のCPI・PPIのインフレ鈍化具合と、銀行決算結果で市場のリアクションを確認する必要があるでしょう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

反発するなら、高値を結ぶ右肩下がりのトレンドライン(白を目指す動き。このトレンドラインを上抜くか、反転して下落かを確認したいですね。

トレンドラインを上抜ければ、フィボナッチ78.6%あたりを目指すか。

②下落する場合

5,825~5,870の出来高が多い価格帯ゾーン(黄色の長方形・上段)でサポートされるかが試される局面。

上記を下抜ける場合は、下段の長方形ゾーンが次の値止まりポイントとなる。売り圧力が強いと200日出来高加重移動平均線の前後まで下げていく場合もあるかもしれません。
Trend Analysis

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