米国失業率と景気後退

6日に発表された米国失業率は4.2%と前月から改善したものの、FRBが参考にする3か月平均の失業率(青の実線)は着実に悪化してきている。

ここに米国の景気後退時期(水色背景)を重ねてみると、3か月平均の失業率が上昇に転じた初期段階と景気後退期が重なっていることがよくわかる。

現状は3か月平均の失業率が上昇に転じた初期段階にあるが、おそらくサームルールよりも簡単にチェックできるのではないだろうか。

なおサームルールを確認したい場合には失業率のHLバンドを12期間(12か月)で計算しLowバンドのみを表示すれば、過去1年間で最も低い失業率を調べることができる。
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